はーい。こんにちは。中雑魚です。コミケではありがとうございました。
差し入れで頂いた本は楽しく読んでいます。差し入れで頂いたお菓子はもうほとんど食べました。
さて、「ゆゆこのうた」と「寺子屋へ行こう!」が予想以上に好評なので、歌詞と楽譜を公開したいと思います。「寺子屋へ行こう!」はこちら。
「ゆゆこのうた」楽譜 – Download
音源はSoundCloudかニコニコ動画に。
気に入った方は是非実物も:メロンブックス / とらのあな / アニメイト / D-STAGE / あきばお~ / 大須マニアックス
CDの特設はこちら
解説
山田耕筰、もとい「あかとんぼ」みたいな素朴な感じで何か作ろうっていう動機なのは覚えてるんですが、なんで幽々子様なのかどうしても思い出せないや…… なんか、幽々子様の包容力に懐かしさでも感じたのでしょう。幽々子様は桜がありますので、こういう唱歌には向いてますね。
「赤とんぼ」みたいな曲を1部形式と言いますが、さすがに1部形式で東方アレンジをやる技量が自分にはまだないので、今回はバール形式で書きました。(A-A-[B-A’]のようなもの)
どみにゃんのあまり主張しすぎないけれども輝かしい中高音のFを頂点に、低音域でも霞まないC以上という条件を満たすヘ長調を選択。リードオルガンは音色の影響で記譜よりも若干高く聞こえるため、普通のピアノ伴奏曲よりも半オクターブほど低音密集気味に配置(なのでこの楽譜をピアノで弾くときは適当に上に転回して下さい)。後はアドリブで大正琴とアルトリコーダーを入れました。スウェル装置があるオルガンの場合は思う存分使ってやって下さい。いつののごとく和声じゃなくて対位法の考えで書いてるので、偶成的にとんでもない音が鳴ってますが、流して聞けば気にならないはずです。気になる人は適当に回避して下さい。
CDだと19小節目はFで一旦止めて、適当なところでポルタメント下降しながらアーフタクトに繋いでいますが、2拍目と3拍目の間に小休止を入れる、とかでも綺麗に繋がります。もちろん楽譜通りでも問題ありません。17小節目はリコーダーがアドリブでBb経由でGに降りてますが、民謡なんかを歌うのが得意な人は同じ用にこぶしを入れると雰囲気が出ます。16小節目のDもやGでも入れたいところですネ。
1番で春雪異変を起こして、2番で霊夢にボコられて、3番で宴会を開くっていう大変綺麗にまとまっている歌詞を書いて下さった水之江さんに感謝!
では!
歌詞
ゆゆこのうた 「けーね先生の音楽教室」より
原曲:幽雅に咲かせ、墨染の桜 ~ Border of Life
歌:どみにゃん / 作詞:水之江めがね
作曲:ZUN / 編曲:中雑魚酒菜 [街角麻婆豆]
華は遙か 遠くに揺蕩れ
黄泉の姫 ただ独り佇む
柔く霞み 霊のごとく
春の日は 色なく空もなし
墨染め桜の香る彼岸ごしの今
遠き日々は 樹の根元に眠る
浅き夢に 眼を閉じれば
浮かぶ夜 若き日々の想い
扇拡げ 弾幕に遊戯び
風に散る この幸せな日々
彼岸の枝垂れは未だ八分のまま いざ
全き桜 待ち望み集める
遊び疲れ 神社の桜花
友と酒 酌み交わし笑えば
庭師もメイドも主交えながら皆
巫女の力 畏れつつ従う